2017年1月25日水曜日

タイヤについて思うこと

ちょっと先日路面の罠にはまってサイドカットパンクしてから、次のタイヤどうしようかな~
って思っていろいろ評判とか見てたんですが、検索で上位にいるので、知ってる人が多いと
思いますが、なんかスリックタイヤは危険とか電波流している人がいたりなんか思うことが
多かったので、誤解が多いだろうなぁってことについて今回は書きます。

まずスリットは、水はけをよくするためのものではない。

雨用=スリットと考える人が多いけど、確かにスリットが必要なものもあるけど
まず自転車用のタイヤのスリットは水はけの為ではないということ。

これはちょっと車のタイヤと見比べたらわかるんだけど、自動車のタイヤのパターン
の幅と、自転車を比べると、ほとんど同じだということがわかると思います。

誰でもわかりやすくいうと、ペットボトルのふたを水たまりに押し付けるのと下敷きを
水たまりに押しつけるのの違いですが、溝なんて掘ってなくてもペットボトルのふた
ぐらいなら、水を押しのけられます。

じゃあなんで溝があるというかといえば、乗り心地と、グリップの問題です。
まず溝があるとタイヤが変形しやすくなり、安くてかたいゴムでもショック吸収性能が
上がり乗り心地が改善されます。それと同時に、タイヤが変形して地面に食いつくこと
によりグリップが強化されます。
ただ変形することで走行抵抗が増えるので高速走行には不向きなためロードバイク
ではスリックがないものが利用される場合が多いです。

次に勘違いされやすいのがスリックが減るとグリップが悪くなるのでスリックがない
タイヤは危険ではないかということですが そもそも変形してグリップを稼ぐタイヤと、
変形しなくてもグリップできるタイヤを比較していること自体が大きな間違いです。

あとそれならなんでママチャリのタイヤがノースリックでなく、スリックがあるかという
ことですが、極論を言うと経費削減です。

スリックを作る分コストがかかると思われがちですが、確かにその分のコストはかかり
ますが、ロード用のように柔らかくてグリップするけど消耗しにくいという矛盾した仕様
のために複数のゴムをレイヤーで重ねる方法より、固くて減りにくくそのままでは
グリップしないけど、溝をほっとけば何とか使える安物ゴムで一体成型するほうが
安いからです。

じゃあMTBのブロックはってことになると思いますが、あれは別次元の話です。
普通のタイヤは、地面に密着してその設置圧力を利用し進みます。
ただこの方式だと、砂や土が柔らかいところでは、滑るだけで進めない場合があります。
ブロックタイヤだとその角で砂や土を直接かき分け押せるため、設置圧力以上に
推進する力を得ることができます。


以上タイヤの話でした。

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