2017年1月23日月曜日

DISKブレーキの調整について

油圧DISKブレーキの調整についてですが、手順や方法がわからないという人も
多くいると思うのでその辺の方法をまとめて記載します。


家のロードバイクは、ちょっといまいい感じで調整済みなので、
写真については、次回メンテ時に追加します。

まずパッドの調整ですが、

パッドやロータの交換以外でも、ホイールの交換や取り外し取り付けを
行っただけでもクリアランスが崩れダメになる場合があります。

何度やってもだめになった場合は、まずホイールを外します。
その後、DISKブレーキのパッドを外し、ピストンを戻します。

ここで注意点ですが、必ずプラスチックなどのへらなどで戻してください。
マイナスドライバーでやると壊れてしまいます。

それで面一にまで戻した後、パッドを入れてホイールを再度取り付け
ブレーキを思いっきりかけます。

基本これで治るはずですが、思いっきりくるってしまったとか、
パッドやローターを交換したと場合は、治らない場合があります。

その場合、パッドを戻してホイールを戻すところまでは同じですが
ブレーキをかける前にブレーキキャリパーのねじを思いっきりゆるめます。
その後ブレーキをゴムひもなどでかけっぱなしの状態にします。
そうすると、ブレーキパッドが均等に押された状態に位置が移動しますので
その状態でキャリパーを再度固定します。

一応カーボンバイクでもそこの台座はアルミ製だと思いますが
念のため締め付けすぎないように気を付けてください。

これで治らなければ、ロータの取り付けミスか、歪んでしまっている
もしくはキャリパーの故障が考えられますので、お店に持っていきましょう。

なおホイールは回るんだけど音はしないけど若干当たっているなあ
程度でしたら、ある程度ブレーキをかけながら走れば削れて
いい具合になりますので、気にしないようにしましょう。

何度やっても終わらずに永久ループになってしまいます。


次に音泣きですが、

ロータを脱脂する。これは中性洗剤とかでロータをきれいに洗ってみてください。
これだけで治る場合があり、ノーリスクです。

次にロータの増し締め、ゆるくなって共鳴しやすくなってるかもしれません。

次にパッドのやすり掛けです。
角を取るように削るのと、平坦面がつるつるにならないように削ります。
よく削るとだけ書いてるサイトがあり、つるつるに磨いちゃう人がいますが、
逆効果です。密着性が上がれば上がるほど音鳴りがひどくなりますので
一番荒い紙やすりでざらざらにするほうがいいです。

次にパッドを油を含まないパーツクリーナーで洗う、もしくは湯煎です。
湯煎のほうがリスクは少なめかも

これでだめならロータのやすり掛け、パッドの交換、ロータの交換と続きますが
裏技で車用のブレーキ鳴き止め専用のグリースをパッド裏に塗るという方法があります。
これを塗ると共鳴効果を抑えれて音鳴りがましになる可能性があります。
ただし車のキャリパーと違いすごい狭い場所に設置になるので、
塗ったあと差し込む際にパッドのロータ面に間違ってついてしまうと
ブレーキが利かなくなるので、交換前提のダメもとでのみお試しください。

最後にですが、調整後はかならず試験を行ってください。
運転中にブレーキが利かない、外れてしまったということになれば
事故につながります。

自転車の止まる走るは基本であり一番重要な機能です。
もし自信がなければショップに見てもらうのは恥ではないです。
命はお金では買えません。そこを考え楽しい自転車ライフを送りましょう。

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